簿記のネット試験と統一試験は何が違う?合格しやすい方式やネット試験対策におすすめの教材を紹介!

簿記検定をネットで受ける人も多いですが、その内容を詳しく知らない人も多いかと思います。

  1. 簿記のネット試験はいつ実施される?
  2. 申し込みの方法や日程は?
  3. 紙の試験と何が違うの?
  4. ネット試験の方が合格しやすい?

この記事では、簿記3級・2級のネット試験について、初心者の方でも迷わないように
試験内容、特徴、申し込み方法や問題の違い、おすすめ対策問題集まで詳しく紹介します。

簿記のネット試験(CBT方式)とは?

簿記のネット試験とは、
全国の試験会場パソコンを使って受験する試験方式です。

日本商工会議所が実施しており、
合格すれば紙の統一試験と同じ資格として認められます。

ネット試験の主な特徴
  • ほぼ毎日実施(会場の空き状況による)
  • 自分の都合に合わせて受験日を選べる
  • 試験終了後すぐに合否がわかる
  • 問題・解答はすべてパソコン操作

「決まった試験日に合わせるのが大変」という初心者にも人気です。

ネット試験と統一試験の違い

ネット試験と統一試験(ペーパー形式)の違いをまとめました。

ネット試験(CBT方式)統一試験(ペーパー形式)
試験会場全国各地の テストセンター各地の 商工会議所や指定会場(大学等)
申込方法インターネット申込 (CBT-Solutionsの専用サイト等) 各商工会議所による申し込み(インターネット/窓口/郵送/コンビニ端末など)
試験日テストセンターの空き次第で随時受験可能年3回:固定(2月・6月・11月)
解答方法パソコン画面で入力
(選択・入力・キーボード/プルダウン形式)
紙の解答用紙に手書きで記入
合格基準70点以上/100点70点以上/100点
受験料3級:3,300円(税込)
2級:5,500円(税込)
各級:事務手数料550円(税込)
3級:3,300円(税込)
2級:5,500円(税込)
合否判定即日試験終了後に確認可能約2〜3週間後に判定・通知
試験時間3級:60分
2級:90分
3級:60分
2級:90分

● 解答方法の違い
ネット試験はパソコン上で選択入力・数字入力する方式なので、紙ベースの「書いて解く」方式とは勝手が異なります。問題用紙に直接メモをすることができないため、計算用紙に写して解く必要があります。

● 難易度と合格率
公式にはネット試験と統一試験で「出題範囲・合格基準に差はない」とされていますが、ネット試験の方が合格率が比較的安定・やや高めとの分析が出ています。

● 試験日と受験機会
ネット試験は自由度が高く、準備が整い次第ほぼいつでも受験できます(一定期間施行休止あり)。これに対し統一試験は年3回など定期開催です。
再受験は前回の試験日の3日後(試験日を含めず)から可能です。

● ネット試験しか受験できない地域も
東京商工会議所では、2024年4月より「日商簿記検定試験」の2・3級について、統一試験は実施されていません。その他の地域についても、統一試験を希望されている方は早めに受験地域の商工会議所のホームページ等から情報を確認することをおすすめします。

ネット試験の申し込み方法

  1. 商工会議所ネット試験施行機関にアクセス
  2. テストセンター・日時を選択
  3. 個人情報を入力
  4. クレジットカードなどで支払い
  5. 予約完了メールを受信

当日は、本人確認書類(運転免許証・マイナンバーカードなど)が必要です。

詳細については、申し込みサイトで確認してみましょう。

合格しやすいのはどっちか?

気になるのは、ネット試験と統一試験(ペーパー形式)どちらが合格しやすいかですよね。

正直なところ、

理由は紙とパソコン、どちらが解答しやすいか個人差があるからです。実際に過去問などを解いてみて自分が取り組みやすい方を選ぶのが最善策だと思いますよ。

ただし、わからないでは参考にならないと思うので、過去の合格率を比較した結果を紹介します。

ネット試験の合格率

ネット試験は随時受験可能であるため、期間ごとに集計されています。
3級は37%〜40%程度、2級は34%〜37%程度となっています。

試験期間3級2級
2025年4月〜2025年12月40.8%34.6%
2024年4月〜2025年3月38.6%35.7%
2023年4月〜2024年3月 37.1%35.2%
2022年4月〜2023年3月41.2%37.1%

日本商工会議所ホームページ 受験者データより

統一試験の合格率

統一試験の直近の合格率です。3級は28%〜42%程度、2級は20%〜29%程度となっています。

試験期間3級2級
第171回(2025年11月)34.5%23.6%
第170回(2025年6月)42.4%22.2%
第169回(2025年2月)28.7%20.9%
第168回(2024年11月)29.5%28.8%

日本商工会議所ホームページ 受験者データより

3級の合格率
  • ネット試験は37%〜40%程度
  • 統一試験は28%〜42%
  • 統一試験の方が合格率が低い傾向にある
2級の合格率
  • ネット試験は34%〜37%程度
  • 統一試験は20%〜29%程度
  • 統一試験の方が合格率が低い傾向にある

出題側として、問題の難易度は同水準にしているという見解ですが、合格率にはそれぞれ差があるようです。

とくに2級では統一試験よりもネット試験の方が10%前後 合格率が高くなっているので、この点は参考にしても良いかもしれません。

ネット試験対策におすすめの問題集

最近は「ネット試験対応」の問題集が多く出ています。

  • 画面表示に近いレイアウト
  • 入力形式の練習ができる
  • 本試験をイメージしやすい
  • ネット試験と統一試験の両方に対応できる

まるっと完全予想問題集

10回分の予想問題の模擬試験が収録されています。ネット試験の模擬問題を受けることができ、パソコンがあればネット試験対策も行える教材です。

● 3級の予想問題集(ネット試験・統一試験)

● 2級の予想問題集(ネット試験・統一試験

簿記ネット試験は初心者にも受けやすい

この記事ではネット試験と統一試験の違いについて紹介してきました。

どちらが合格しやすいかは個人差がありますが、最近はネット試験が普及しており、対策も充実しているのは事実です。

  • ネット試験はほぼ毎日実施
  • 申し込みは1〜2週間前が安心
  • 紙試験と資格の価値は同じ
  • 対策は「入力形式」と「時間管理」がカギ

とくに、「いつ試験を受けられるかわからないから、勉強が進まない…」
という人は、先にネット試験の日程を決めてしまう、というのもいいかもしれませんね。

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