簿記とは?
簿記とは「帳簿記入」の略で、日々の経営活動を記録・計算・整理して、利害関係者に報告するための技術のことです。

★ 利害関係者
組織の活動によって影響を受ける全ての人や団体を指し、株主、顧客、従業員、取引先企業、銀行、行政機関などが含まれる。
簿記上の取引とは?
簿記で記録するものの対象は経営活動ですが、正しくは「簿記上の取引」です。
簿記上の取引は一般的な取引とは少し範囲が異なります。
例えば、商品売買をする取引は、売上という収益が発生したり、現金という資産が増減するため簿記上の取引に該当します。
しかし、契約を交わしたり注文をしたりするだけの場合は、資産などの増減はなく、収益や費用も発生しないため、簿記上の取引には該当しません。
また、風水害や火災によって建物という資産が破損・焼失した場合は資産が減少するため、一般的な取引には該当しませんが、簿記上の取引に該当します。

簿記の目的
簿記には以下の2つの目的があります。
- 一定時点における財政状態を明らかにする
- 一定期間における経営成績を明らかにする
この目的を達成するためにさまざまなルールに従って、日々の取引を記帳をしていきます。

一定時点における財政状態を明らかにする
財政状態とは、一定時点において資産や負債(借金)がいくらあるのかを示します。
企業は利害関係者に対して財政状態を明らかにして報告するために貸借対照表(B/S:Balance Sheet)という報告書を作成します。
貸借対照表には、現金や債権、土地や建物などの「資産」、借入金などの「負債」、会社の資本を示す「純資産(資本)」を記載します。
一定期間における経営成績を明らかにする
経営成績とは、一定期間(会計期間)において経営活動の結果として、どれだけの儲けが出たのか、または損したのかを示します。
利害関係者に対して経営成績を報告するために、企業は損益計算書(P/L:Profit and Loss statement)という報告書を作成します。
損益計算書には、売上などの「収益」と売上原価や給料などの「費用」を記載します。
会計期間
企業は通常一年ごとに区切りをつけて報告書を作成します。この定期的に区切られた期間のことを会計期間といいます。期間を区切ることで、前年と比較したりすることが可能になるためです。
現在の会計期間を当期、当期の一つ前の会計期間を前期、当期の次の会計期間を次期といいます。
また、会計期間の始まりを期首、終わりを期末、期首から期末の間を期中といいます。


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