【簿記3級】貯蔵品とは?租税公課の仕訳や決算整理仕訳についても解説!|貯蔵品・租税公課・通信費

簿記検定

この記事で解決できる悩み

  • 租税公課とは?
  • 貯蔵品に係る決算仕訳を理解したい
  • 簿記3級を独学で勉強したい

租税公課と通信費

土地や建物を所有している場合に納める固定資産税や、収入印紙しゅうにゅういんしの購入による印紙税の支払額については租税公課そぜいこうか(費用)勘定を使用します。

租税公課
国や地方公共団体に納める税金(租税)と、会費や罰金など(公課)の総称をいう。主なものに、印紙税、固定資産税、自動車税、登録免許税などがある。

また、切手の購入代金は通信費(費用)勘定を用いて処理するのが一般的です。

【貯蔵品①】
収入印紙3,000円と切手2,000円を購入し、合計額を現金で支払った。
借方貸方
租税公課
通信費
3,000
2,000
現金5,000

貯蔵品に関する決算整理

貯蔵品に関する決算整理が必要になるのは、収入印紙や切手などの換金性のある物品が未使用で残っている場合です。

収入印紙や切手はこれまでに学習したように、購入時に費用勘定で処理していますが、未使用分がある場合はその分の費用を減額して、資産として次期に繰り越す必要があります。

決算整理仕訳

期末に未使用の収入印紙や切手などがある場合、これらを次期に繰り越す必要があります。そのため、一旦費用で処理した租税公課や通信費を貯蔵品ちょぞうひん(資産)勘定に振り替えます。

【貯蔵品②】
決算にあたり、収入印紙の未使用分800円と切手の未使用分500円について貯蔵品勘定に振り替える。
借方貸方
貯蔵品1,300租税公課
通信費
800
500

再振替仕訳

前期から繰り越された貯蔵品勘定は、期首の日付で租税公課や通信費に振り替える必要があります。

すなわち、前期から繰り越された収入印紙と切手の金額を当期の費用として再び計上するということになります。

このときに行われる仕訳を再振替仕訳さいふりかえしわけといいます。

【貯蔵品②】
期首において、前期より貯蔵品として繰り越された収入印紙800円、切手500円について再振替仕訳を行う。
借方貸方
租税公課
通信費
800
500
貯蔵品1,300

再振替仕訳
前期末の決算整理仕訳を、翌期首に反対の仕訳(貸借逆仕訳)で元に戻す処理のことをいいます。

練習問題

次のア〜エに当てはまる勘定科目または金額を答えなさい。? については各自推定すること。

  1. 収入印紙10,000円と切手6,000円を購入し、代金は現金で支払った。
  2. 決算につき、未使用の収入印紙3,600円と未使用の切手1,200円を貯蔵品に振り替える。
  3. 期首になり、上記2の未使用分について再振替仕訳を行う。
借方貸方
1(ア)
10,000
6,000
現金16,000
2(イ)4,800租税公課
(ウ)
3,600
1,200
3(エ)
通信費
3,600
1,200
4,800
  1. 租税公課:収入印紙を購入した場合は、租税公課(費用)を借方に記入します。
  2. 貯蔵品:収入印紙や切手の未使用高があった場合は、貯蔵品(資産)に振り替えます。
  3. 通信費:切手の未使用高については通信費(費用)で処理します。
  4. 租税公課:再振替仕訳を行うため、借方に租税公課と通信費を記入します。

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