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【簿記3級】諸掛りとは?商品売買の記帳方法について解説

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諸掛りとは?

商品を移動するのにかかる費用を諸掛り(しょがかり)といいます。例えば、商品の梱包代や運送料などがこれにあたります。

また、商品を仕入るときの費用を仕入諸掛り、商品を売り渡すときの費用を売上諸掛りといいます。

仕入諸掛りを支払ったとき

仕入諸掛りは商品の代金に加算するため、仕入勘定(費用)で処理します。

そのため、商品代金と仕入諸掛の合計額が仕入の金額になります。

例 題

商品300円を仕入れ代金は掛けとした。なお、引取費用50円を現金で支払った。

借 方 科 目金  額貸 方 科 目金  額
仕   入350買 掛 金
現   金
300
50

売上諸掛りを支払ったとき

売上諸掛りを支払ったときは、発送費勘定(費用)で処理します。

例 題

商品450円を売り渡し代金は掛けとした。なお、発送費50円は現金で支払った。

借 方 科 目金  額貸 方 科 目金  額
売 掛 金
発 送 費
450
50
売   上
現   金
450
50
諸掛りの記帳方法
  • 仕入諸掛りは仕入勘定(費用)に含めて記帳をする。
  • 売上諸掛りは発送費勘定(費用)で処理する。

練習問題

次の仕訳のア〜イに当てはまる勘定科目を答えなさい。なお、? については各自推定すること。

  1. 商品3,000円を仕入れ代金は掛けとした。なお、引取費用500円は現金で支払った。
  2. 商品を5,000円で販売し、代金は掛けとした。また、商品の発送にあたり送料300円を現金で支払った。
借 方 科 目金  額貸 方 科 目金  額
1仕   入(ア)買 掛 金
(イ)

500
2売 掛 金
(ウ)
5,000
300
売   上
5,000
300

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